自律神経失調症でお悩みのあなたへ
意外に思われるでしょうが…
自律神経失調症は、薬を使わずとも治ります。
むしろ、薬を使わない方が、早くよくなる場合がほとんどです。
さらに申せば、薬を使っている限りは、本当にはよくならないと思った方がよいでしょう。
自律神経失調症とは何か。
なぜそうなるのか。
そして、どうすれば改善できるのか。
このページで詳しく解説をいたします。参考にしていただければ幸いです。




あなたの症状、自律神経の乱れが原因かもしれません

このような症状はありませんか?
✔︎ 肩と首がこり固まっていて、酷くなると吐き気がする
✔︎ 慢性的な頭痛に苦んでおり、薬が手放せない
✔︎ 人ごみや狭い場所で息苦しくなり、倒れたこともある
✔︎ めまいが酷く、家事ができない、仕事に行けない
✔︎ 突然、大きな不安感に襲われ、パニック発作を起こす
このようなことで悩んでいませんか?
✔︎ 病院で検査をしても異常がないと言われ、困り果てている
✔︎ 熟睡できない、寝ても疲れがとれない
✔︎ うつ病で苦しんでいるが、薬を飲んでも症状が重くなるばかりだ
✔︎ どこへ行けばいいのか、誰に相談すればいいのか分からない
✔︎ 自分の身体がどうなってるのか、この先どうなるのか、不安で仕方がない
このような思いはありませんか?
✔︎ 病院へ行けば行くほど、かえって悪くなるように感じる
✔︎ 薬は副作用があるので、出来るだけ使いたくない
✔︎ 医師は、自分に向き合ってくれていないように感じる
✔︎ 心と身体はつながっていると思う
✔︎ 病気は、自分の力(自然治癒力)で良くなるのが一番だと思う
このように望んでいませんか?
✔︎ 他の人たちと同じように、趣味や外出や食事を楽しみたい
✔︎ 元気な自分に戻り、精一杯仕事がしたい
✔︎ 何が原因か、治るためには何をすればよいのか、知りたい
✔︎ 自分や家族の健康を守りたい
✔︎ 身体や健康について、本当のことを知りたい
以上の項目に、あなたはいくつ当てはまりましたか?
もし1つでも当てはまるなら、引き続きこの先をお読みください。
他ではあまり得られない情報や、希望が得られると思います。
原因は自律神経の乱れ
不眠症、睡眠障害、パニック発作、起立性調節障害、頭痛、めまい、ふらつき、動悸、吐き気、身体のだるさ・冷え・痛み、不安症、倦怠感、慢性疲労などの不定愁訴の原因は自律神経の乱れにあります。
自律神経とは、身体の機能を意識せずに活動させる神経のことです。
自律神経は、心臓の拍動、呼吸、血圧、血管の運動、消化、体温の調節、内蔵の働き、発汗などを自動的に調節しています。
自律神経には、日中の活動時に働く「交感神経」と、夜の休息時に働く「副交感神経」があります。
「交感神経」は身体を緊張・興奮させ、活発に活動しやすい状態にします。
「副交感神経」は身体をリラックスさせ、疲労を回復させます。
二つの神経がバランスよく働くことによって、私たちは健康的に活動できています。
自律神経の乱れとは、何らかの原因で「交感神経」と「副交感神経」が正常に働かなくなっている状態のことを言います。
たとえば、自律神経が正常に働いていれば、血圧が高くなると身体は血圧を下げようとします。
逆に血圧が低くなると身体は血圧を上げようとします。
しかし、自律神経が正常に働かなくなると、体調を適切に調節することができなくなります。
朝に血圧がなかなか上がらなくて、身体が起きられなくなるのはこのためです。
筋肉の過緊張が自律神経の乱れの原因に
精神的ストレス、疲労の蓄積、睡眠不足、生活習慣の乱れが続くと、交感神経が優位に働くようになります。
交感神経優位の状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、疲労回復させる副交感神経が働かなくなり、徐々に体調が悪くなってしまいます。
当院では、こうした自律神経の乱れの原因は、筋肉の過剰な緊張にあることが多いと考えています。
ストレスや疲労が蓄積すると、筋肉は過緊張の状態になります。
「筋肉の過緊張」とは、自分では力を抜いているつもりでも、無意識に身体が「過剰に緊張」し続けている状態です。
筋肉は本来であれば、活動するときには緊張し、休むときにはゆるんでいます。
ですが、慢性的に緊張状態が続くと、身体が休むべき時に、緊張をゆるめて休むことができなくなります。
たとえば、
肩こりや、無意識に肩に力が入っていると感じることはありませんか?
首や背中にハリや痛みを感じませんか?
これらの症状は、筋肉が過緊張を起こしている証拠と言えます。
筋肉の過緊張が自律神経に影響を与える
ではなぜ、筋肉の過緊張が自律神経の乱れの原因になるのでしょうか。
筋肉の過緊張で自律神経バランスが乱れる
筋肉が過緊張していると、脳は「身体が活動状態である」と判断して、交感神経優位になります。
交感神経優位の状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、疲労回復させる副交感神経が働かなくなってしまいます。
このため、疲れていて休息が必要なのに、「副交感神経」が働かないために、夜眠れなくなったり、寝ても身体が休まらず、疲れが取れなくなったりします。
緊張した筋肉が血管・神経・内臓を圧迫
筋肉の過緊張が続くと、血管や神経や内臓を圧迫し、血流や神経伝達を阻害したり、内蔵の機能が制限されます。
血管が圧迫されると、血流が悪くなります。全身に酸素や栄養が行き届かず、老廃物の回収ができません。
神経が圧迫されると、脳からの神経伝達が阻害されます。
内蔵が圧迫されると、その働きが制限されます。
たとえば、肺が圧迫されると、息苦しくなったり、呼吸が浅くなったりします。
このように、筋肉の緊張が血管や神経や内蔵に影響を与えることによって、身体の正常な働きができなくなってしまい、全身の様々な機能に支障が出ます。
その結果、頭痛、めまい、不眠、動悸、過呼吸などの症状が現れます。
こうした、疲労やストレス→筋肉の過緊張→自律神経の乱れ→身体の機能低下のメカニズムが、自律神経の乱れによる不調の原因となります。
自律神経の乱れによる不調の仕組み
自律神経の乱れによる不調の仕組みを、簡単にご説明します。
疲労やストレスの継続により筋肉が過緊張状態になる
↓
交感神経が過剰に働き、副交感神経が働かなくなる
↓
自律神経のバランスが乱れる
↓
身体の調整力が働かなくなる
↓
血流が悪くなる、神経が圧迫される
呼吸が抑制される、内臓が圧迫される
↓
内臓など全身の器官の機能が低下する
↓
様々な症状が現れる
薬での治療は最後の「症状」に対してアプローチするため、「自律神経の乱れ」という根本原因が変わらないと、いつまでも症状が治りません。
自律神経の不調は、筋肉の緊張状態が原因となっています。
当院では、不調の原因となる筋肉にアプローチすることで、自律神経の不調を根本解決に導きます。
当院の取り組みについて
自律神経失調症の解決のために、当院では具体的に何をしているのかご説明します。
整体施術について
当院では、自律神経整体という手技のみの施術により、自律神経の不調の原因となる身体の緊張をゆるめます。
皮膚を通した微弱な刺激による脳神経の反射を利用して、身体の緊張をやわらげることにより、自律神経の乱れを整えます。
筋肉の緊張がゆるんで、自律神経のバランスが整い、圧迫されていた血管・神経・内臓などが解放されると、身体が本来の働きを取り戻していきます。
すると、時間と共に、症状が改善されていきます。
当院の自律神経の不調改善の仕組み
当院の整体により自律神経の不調が改善する仕組みをご説明します。
施術により筋肉の過緊張をゆるめる
↓
脳が安心して緊張の解除命令を出す
↓
自律神経のバランスが整う
↓
身体の調整力が働く
↓
血流が良くなる、神経圧迫が解放される
呼吸抑制が解放される、内臓の圧迫が解放される
↓
内臓など全身の器官の機能が元に戻る
↓
様々な症状が自然に治ってゆく
「筋肉の過緊張」という自律神経の乱れる原因を変えていくことで、様々な症状の根本解決が可能になります。
日常生活におけるアドバイス
慢性的な不調には必ず原因があります。
そもそもの原因は、日々の日常生活の習慣にあります。
偏った、不自然な生活習慣は身体の負担となり、積み重なると、自律神経が乱れる原因になります。
当院では、施術によりお身体を整えるとともに、あなたのお話をじっくりお聴きして、症状を引き起こす原因を一緒に探ります。
繰り返し症状が出ないよう、そして良い状態を維持できるよう、生活改善のアドバイスをしていきます。
自然治癒力で治ることが根本解決
このような自律神経の乱れを、薬で根本的に解決する事は出来ません。
私たちの身体が本来持つ自然治癒力を引き出す必要があります。
当院の自律神経整体は、お身体全体に働きかけて自律神経を整えることで、あなたの自然治癒力が働きやすい状態へと導きます。
自然治癒力とは、次の4つの機能を言います。
- 1.恒常性維持機能(体を一定の状態に保つ働き)
- 2.免疫機能(病気やウイルスから体を守る働き)
- 3.自己修復機能(損傷した部分を元に戻そうとする働き)
- 4.解毒、排泄機能(体内に溜まった有害物質を体外に出す働き)
あなたの自然治癒力が正常に発揮されれば、症状は自ずと治ります。
あなたが持っている自然治癒力で「治る」ことが根本解決です。
当院では、あなたの持つ自然治癒力を最大限に発揮させるサポートをさせていただきます。
ゆっくり、自然に治っていきます
自然治癒力で治るということは「自分の治癒力で治る」ことです。
筋肉の緊張状態が解除され、身体本来の働きを取り戻した後に、症状が改善されていきます。
この変化のプロセスには時間を必要とします。
身体の変化には適切なペースがあり、基本的には「ゆっくり」です。
階段を一段ずつ上るように、少しずつ、ゆっくりと身体は変化していきます。
時間をかけてゆっくり変化してゆくことで、着実に健康を取り戻すことができます。
不調が改善する目安として、2~3ヶ月程度の期間が必要です。
「あせらず、あきらめず、根気よく」取り組んでいただけるようお願いいたします。
あなたがあきらめない限り、当院では精一杯サポートいたします。
※症状や慢性度によって、個人差があります。
※即効性をお求めの人は、当院の利用はご遠慮ください。
対応する症状について
自律神経のバランスが乱れると、身体の調整機能が働かなくなり、様々な症状が現れます。
症状は一つだけではなく、複数の症状が現れる場合がほとんどです。
たとえば、以下のようなものがあります。
✔︎ 頭痛がする | ✔︎ 頭が重い、頭がだるい |
✔︎ 動悸がする、胸が苦しくなる | ✔︎ 呼吸が苦しくなる |
✔︎ パニックになることがある | ✔︎ 脈が速くなる、不整脈になる |
✔︎ 夜眠れない | ✔︎ 夜中に目が覚める |
✔︎ 朝起きられない | ✔︎ 睡眠障害がある |
✔︎ 身体がだるい、倦怠感がある | ✔︎ 疲れやすい |
✔︎ めまいがする、ふらつく | ✔︎ 食欲がない |
✔︎ 吐き気がする | ✔︎ 胃腸の不調がある |
✔︎ 首が痛い、首がこる | ✔︎ 肩こりがある |
✔︎ 手足に痛み、しびれがある | ✔︎ 身体に痛み、しびれがある |
✔︎ 生理痛や生理不順がある | ✔︎ 生理前に体調が悪くなる |
✔︎ うつの症状がある | ✔︎ 不安感がある |
✔︎ イライラしやすい | ✔︎ 精神的に不安定 |
自律神経の乱れを整えることにより、このような様々な症状の改善が期待できます。
主な症状については以下の説明のページをご覧ください。
自律神経失調症について

起立性調節障害について

パニック障害について

頭痛について

めまいについて

不眠症について

良くなる過程で、症状が強くなる場合があります(好転反応)
当院をご利用いただく前に、一つお伝えしておくことがあります。
それは、施術を受けていただくと「好転反応」という、悪化したような状態になる場合がある、ということです。
これは、施術で筋肉の緊張を緩めることにより、
体内に蓄積された毒素や有害物質が、再度血中に流れ出すことで起こります。
極度なだるさが起きたり、あなたがお持ちの辛い症状が悪化したような状態になったりと、慢性的な症状が、治りやすい急性的な症状に変化することで起こります。
ですが、これは間違い無く一時的なものです。
人によってどれくらい好転反応の期間があるかは、一概に言えませんが、必ず落ち着いて、すっきりしてくる時期がきます。
また、精神薬系のお薬を服用の場合は、薬の作用(副作用)で、今まで体験したことのないような症状に見舞われる場合もあります。
ですが、これも身体に溜まった薬を出そうとする、排毒行為で起こるものです。
つまり、身体にとって必要なことが起こるということです。
また、当院の原因を消す施術と、お薬の服用は、真逆の対処法ですので、お薬の服用されている場合は、効果が現れにくい場合があります。
(人により変化の出方は様々ですので、「場合がある」と表現させていただいています)
念のため、ご承知おきいただければと思います。
少しでも早く治癒させるために
痛みや不快な症状は、身体の発するサインです。
もしくは、治癒反応、浄化作用です。
それを必要以上に恐れることにより、余計に症状を悪化させています。
原因があるから、結果がある。
自律神経失調症は結果であり、大切なのは原因を知り、それを絶つことです。
施術で身体を弛めることはもちろんですが、なぜこうなっているのか、どうやれば回復できるのか。
こちらが示す根拠や道筋に、素直に従っていただけるかどうか。
そこが大きなポイントです。
また、環境や他人はなかなか変えられませんが、自分を変えることはできる。
それが理解出来れば、症状は大きく改善していきます。
まずは、自分の症状を素直に受け入れること、認めること。
その上で、ひとつひとつ、出来ることをやっていけば、必ず症状は改善します。
むしろ、改善しないわけがないのです。
以下、自律神経失調症を治癒させるために必要なことを記しておきます。
これらを守れば、どのような症状でも必ず治癒に向かいます。
逆に申せば、これらなしに治癒させることは、たいへんに困難です。
ぜひ参考にしてください。
・自分の症状の原因を知ること
・どうすれば治るか、把握すること
・症状を恐れないこと(すべて治癒反応であることを知ること)
・自分の身体の力を信じること
・結果を焦らず、希望をもって、諦めずに養生すること
・薬は手放すこと(徐々にでよい)
下の「自律神経失調症にならないために」も併せてお読みください。
自律神経失調症にならないために
自律神経失調症にならないためには、何に気をつければよいでしょうか。
これひとつ!という特効薬はありませんが、いくつか考えられることがあります。
いずれも、すぐに取り組むことができます。
できるものから、取り入れてみてはいかがでしょうか。
1.生活のバランスに気をつける
一日は、24時間しかありません。
この24時間をどう過ごすか、それによって体調も大きく変わります。
働くことも、必要です。
休むことも、必要です。
楽しむことも、必要です。
要は、バランスが大切です。
24時間を三等分し、次のように過ごすのが、理想とされています。
・8時間:社会への貢献、奉仕に使う(労働など)
・8時間:休息に使う(睡眠など)
・8時間:自分や愛する者のために使う(趣味、団らんなど)
もちろん、人によって時間配分は異なるでしょう。
私のように、仕事と楽しみが同じという方も、おられるでしょう。
だから、あくまでも目安としてください。
しかし、ここから大きく外れると、疲労がたまり体調を崩しやすくなります。
2.“いい加減”を心がける
自律神経失調症で悩み、当院へ来られる方に、ある共通点があります。
それは「責任感が強く、真面目」ということです。
・仕事においても、家事においても、手抜きができない
・頼まれたことは、引き受ける
・多少しんどくても、何とか頑張って、完璧にこなそうとする
そんな方が多いと感じます。
責任感が強く、真面目であることは、たいへんよいことです。
しかし、限界を超えて頑張り過ぎると、心身ともに悲鳴をあげます。
それにさえ気付かず、頑張り続けた結果、大きな不調に陥るのではないでしょうか。
何ごとも、完璧でなくてよいのです。
人間ですから、だらしない面、弱い面があって、当然です。
手を抜いても、いいのです。
そうでなくても生きづらい世の中です。
少し“いい加減”くらいで、ちょうどよいのかも知れません。
3.呼吸を整える
上記で述べた通り、呼吸は自律神経に支配されています。
その一方で、呼吸は運動神経の支配も受けます。
すなわち、私たちは、自分の意志で呼吸を調整することができます。
この事実を生かし、呼吸を整えることにより、自律神経を整えることができます。
簡単に紹介しますと、意識してゆっくり、深く呼吸をすることです。
特に、長く息を吐く練習をします。
息を吐く場合は副交感神経が亢進され、精神的鎮静効果があります。
当院の整体施術において、肩、胸、背中、腹部の筋肉を弛めることにより、とても呼吸がしやすくなります。
たった1回の施術でも、効果が実感できる場合もあります。
その後、自宅などで呼吸法の練習をしていただきますと、自律神経のバランスを整える上でたいへん効果的です。
また、呼吸法はお金がかからない、どこでも誰でもできる、効果が高いという三拍子そろった最高の健康法です。
当院では、簡単な呼吸法から少し高度な呼吸法まで、その人に応じた指導をしています。
お気軽にお問い合わせください。
4.姿勢を整える
健康を保つ上で、姿勢はたいへんに重要です。
人間の身体は数十キロある重量物であり、それをいかに支えるかで、疲労の度合いはまったく異なります。
現代人の多くは、いわゆる“猫背”傾向にあります。
仕事や家事などで前傾姿勢になることが圧倒的に多いことに加え、精神的ストレスがそれに拍車をかけます。
さらに、休憩中でも、携帯電話やゲーム機の小さな画面を眺める。
これでは、猫背にならない方が、不思議です。
では、猫背になると、心身にどのような影響があるでしょうか。
主として、次のようなことが考えられます。
・胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなる
・腹腔が圧迫され、内臓の働きが悪くなる
・頭部が前へ変位するため、首と肩の筋肉が緊張する
・その影響で、背中や腰の筋肉も緊張する
・気持ちが下向きになる
・スタイルが悪くなる(バストとヒップが下垂する、下腹部が出る)
その結果として、筋肉の過緊張や呼吸の乱れを招きます。
そして、自律神経の乱れにつながります。
当院で整体施術を受け、全身の筋肉を弛めることにより、姿勢は改善します。
しかし、普段から注意しないと、すぐに元へ戻ってしまいます。
ここでは、出来る限りよい姿勢を保つために、留意して欲しいことを述べます。
・頭頂を天から吊るされているような意識を持つ
・全身の力は出来る限り抜く
・胸腔、腹腔を確保する(筒状に保つ)
・胸を開く(胸のライトを照らす意識をもつ)
・座位の場合は、坐骨で立つよう意識する
ご来院いただければ、詳しく指導をいたします。
5.言葉を整える
心身一如と申しますが、心と身体は一体のものです。
切り離すことは、できません。
ゆえに、お互いに影響を与え合います。
つまり、心が不調に陥れば、身体も不調に陥りがちです。
逆に、身体が不調に陥れば、心も不調になります。
どちらが先かと申せば、私共は、心が先だと考えております。
身体は、心が命じた通りに動くのです。
しかし、心は目に見えないし、何とも御し難いものです。
そこで有効になるのが、言葉をうまく使うことです。
日本には、古来より「言霊」という表現をします。
言葉は波動であり、物理的に伝播し、影響を及ぼすものなのです。
もちろん、身体も影響を受けます。
だから、まずは日常において、よい言葉を使うようにしましょう。
・ありがとう
・愛しています
・感謝しています
・ついてる
・嬉しい、楽しい、幸せ
このような言葉を日常において多用することにより、心の状態が変わります。
すると、それにつれて、身体の状態も変わって参ります。
6.自然と調和した暮しを心がける
人間は、自然の一部です。
私たちの生命は、大自然の営みの中で生かされているのです。
ゆえに、自然から乖離すれば、不調に陥るのは当然です。
自然と調和した暮しを心がけましょう。
といっても、都会の中ではなかなか難しいことも事実です。
だから、できることから始めればよいと思います。
たとえば、次のようなことです。
・早寝早起きを心がける
・散歩をする
・自然の食べものをいただく
・朝日を浴びる
・瞑想をする
7.本当のことを知る
にわかには信じがたいかも知れませんが、私たちは巧みに洗脳をされています。
その代表的なものは、以下の通りです
・病気は、とても怖いものである
・健康を守るため、定期的に健康診断を受けるべきである
・病気を予防するため、予防接種を打つべきである
・薬を飲まないと、病気は治らない
・病気のことは、医師に任せておけば安心である
すべて、強烈で巧みな洗脳です。
どうしてそのように言えるのか、少しだけ説明しましょう。
「日本の医療費、年間38兆4,000億円」
厚生労働省が発表した内容によると、平成24年度の日本における年間医療費は、38兆4,000億円だそうです。
これが、どれだけ膨大な数字か、おわかりいただけますでしょうか。
「東京湾アクアライン」という、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ、高速道路があります。
川崎市側は海底トンネル、木更津市側は橋梁となっています。
工事に約10年かかったこの大がかりな建造物の総事業費は、約1兆4,000億円だそうです。
単純計算すると、昨年一年だけで、このような大がかりな建造物が27件も出来るだけのお金が、医療に使われているということです。
下のグラフをご覧ください。
昭和30年頃と現在を比較すると、人口は約1.4倍に増えています。
それに対し、医療費は約140倍に増えています。
つまり、国民一人あたりの医療費は、約100倍になっているということです。
それだけの膨大なお金を使って、私たちは健康になっているでしょうか。
病院へ行っても、医師は身体に触れもしません。
パソコンの画面や、検査結果の数字を眺めて、薬を処方するたけ。
わずか3~5分間の診療が、当たり前。
人間の健康は、数字だけではかれるものではありません。
それに、そんな短い時間で、いったい何がわかるというのでしょうか。
薬ひとつで、複雑ないのちの営みの乱れが解決できるでしょうか。
医療は、生活を送る上で必要不可欠です。
しかし、現代社会は医療が過剰に介入し、却って人々の健康を損ねている。
ぜひその事実に目を向けていただきたいのです。
そして、健康とは何か、健康を守るためには何をすべきか。
一人ひとりが、真剣に考えていただきたいのです。
